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理科と算数と食塩水

前回、理科と社会では「時差」の共通点があるという話題を出しました。
理科と算数にも共通点があります。
例えば「食塩水の濃度」です。
理数系、などと一括りされることも多い二つの教科ですが、
濃度計算も然り、計算の代表として東海中学や南山女子中学など、数多くの中学で出題されます。
基本的な公式も同じですし、濃度が違う食塩水同士の混ぜ合わせや水の蒸発後の濃度など、
共通する問題も多いのです。
混ぜ合わせ問題では、公式だけでなく面積図や天秤を使った解き方など、生徒さんの相性によって様々な解き方で授業します。
 
しかし、大きく違う点もあるのです。
 
理科は算数ほど高度な操作は出てきません。
東海中学や滝中学の算数みられるように、食塩水を何グラムか取り出し、別の濃度の食塩水に入れ、
よく混ぜたあと、再び取り出して初めの容器に戻す…などという「やりとり」系の問題は出てきません。
 
そのかわり、理科では食塩に「溶解度」が存在します。
つまり、水に食塩を入れても、全て溶けるとは限らないのです。
さらに温度によっても溶ける量は異なります。
溶けた食塩と、溶け残った食塩。
そこまで考えて計算しなければならないのです。
 
他にも、理科は濃度が割り切れないことが多く、四捨五入に気を配る必要があるなど、
実践で必要なポイントに注意して、授業を行っています。

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