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ブログ 2017年7月

ただいま夏期講習中です

夏期講習も気がつけば7月も終わりで、はや8日目です。
各教科とも総復習を中心に授業を進め、二学期からの過去問演習に備えています。
 
総復習を進める中で、この時期、生徒さんには、
「どこができていないのか」
「何を覚えなければいけないのか」など、
弱点や苦手を認識してもらわなければなりませんし、
「解けるようになるにはどうすればよいか」
「さらにレベルを上げるには何をすればいいのか」など
自分なりの解決の仕方や勉強方法を見つけてもらわなければなりません。
 
我々講師陣も、個々の到達度を絶えず把握しながら
様々なリクエストに応じられるよう器量に磨きをかけなければなりませんし、
近づいてくる入試に対してそろそろ準備を始めなければなりません。
 
「いくら時間があっても足りない!」
ということに気付かされる夏期講習であります。
 
前期終了まで残すところあと3日
実りのある夏期講習にしたいと思っています。

理科と算数と食塩水

前回、理科と社会では「時差」の共通点があるという話題を出しました。
理科と算数にも共通点があります。
例えば「食塩水の濃度」です。
理数系、などと一括りされることも多い二つの教科ですが、
濃度計算も然り、計算の代表として東海中学や南山女子中学など、数多くの中学で出題されます。
基本的な公式も同じですし、濃度が違う食塩水同士の混ぜ合わせや水の蒸発後の濃度など、
共通する問題も多いのです。
混ぜ合わせ問題では、公式だけでなく面積図や天秤を使った解き方など、生徒さんの相性によって様々な解き方で授業します。
 
しかし、大きく違う点もあるのです。
 
理科は算数ほど高度な操作は出てきません。
東海中学や滝中学の算数みられるように、食塩水を何グラムか取り出し、別の濃度の食塩水に入れ、
よく混ぜたあと、再び取り出して初めの容器に戻す…などという「やりとり」系の問題は出てきません。
 
そのかわり、理科では食塩に「溶解度」が存在します。
つまり、水に食塩を入れても、全て溶けるとは限らないのです。
さらに温度によっても溶ける量は異なります。
溶けた食塩と、溶け残った食塩。
そこまで考えて計算しなければならないのです。
 
他にも、理科は濃度が割り切れないことが多く、四捨五入に気を配る必要があるなど、
実践で必要なポイントに注意して、授業を行っています。

時差の計算は社会?理科?


小6社会の授業より

社会科のテキストも終わりに近づき、今日は「世界のすがた」について授業しました。
六大陸・三大洋から始まり、環境問題、地図の種類や世界各国の面積など、南山女子中・滝中を受験するなら必須の分野です。

時差の計算方法を解説したところ、「理科でも習った」という話になりました。

社会の時差と理科の時差、違いはあるのでしょうか。

同じ「時差」という単元でも、社会では緯度や経度の説明から入り、
経度の差と日付変更線との位置関係から時差を算出します。
それに対して理科では、時差を求めるところまでは同じなのですが、
そこに太陽の動きを加えて、南中時刻の計算に発展していきます。

違う教科でも同じ単元を扱い、
同じ単元でも教科によって目的が違うのです。

また、「環境問題について」は、理科も社会も
何が原因か、どんな影響があるか、現在どんな対策がとられているか・・・
といったように進みますが、
社会では、そこからさらに環境に関する会議や条約などを覚えなければなりません。

この様に、同じ単元でも様々な視点から解説できるよう、教科間で絶えず連携を取り合って授業に取り組んでいます。

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